会長挨拶
上川地区社会科教育連盟委員長

上川地区社会科教育連盟(以下,上社連)は,昭和51年1月24日,初代委員長に佐々木義雄氏を選任し結成されました。管内の各学校に設立趣意書を配布し,折り返された加入希望者の数は49名だったと記録されています。

「社会科の好きの子供を育てよう」との設立当時の強い思いや熱き情熱は,30余年にわたり,後輩の教師に脈々と受け継がれ,広い上川管内,財政難等の隘路を乗り越えて,研究の深まりと広がりを求めて地道な活動を続け,今日に至っています。

「子供たちにわかる楽しい社会科の従業を提供したい」という会員一人一人の強い熱意は,平成14年,「全道大会」という形で結実されました。先輩諸氏が20数年にわたり,「いつかきっと,上川の地で全道大会を」と念願し続けた大会でした。多くの参加者から「さすが,授業の上川。」と高い評価を受け「北海道のへそ」といわれる富良野から,これからの社会科教育のあり方を全道に向けて発信できたことは大変意義あることであり,感慨深いものがありました。

また,上社連では,設立以来一貫して地域素材の発掘に取り組み,子供たちの生活に身近な素材をどう教材化していくかを授業づくりの核に据えて研究を積み上げてきました。その成果は,管内21市町村の地域素材を集録した「上川管内社会科地域素材集」として作成されています。

さらに,模擬授業に取り組むなど年々充実してきた恒例の夏季・冬季研修会をはじめ,平成3年より毎年開催している管内研究大会等々,会員の熱意のみならず多くの人々に支えられながら確実な研究推進と活動推進に当たっています。

このような上社連の研究や活動の一端を紹介し,管内はもちろん,全道各地の皆様と交流を図り場となるべく,上社連のホームページを開設しております。多くの皆様に御覧いただきたく,御感想や御示唆をいただければ幸いに思います。










朝 倉   信

(愛別町立愛別小学校)

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